2012/09/06

VISIO: PDFオンラインマニュアルからベクタ画像を抽出して使用する・その3・ベクタ画像の抽出

Inkscapeを起動し、PDFファイルをInkscape上にdrug & dropするか、「ファイル(F)」→「開く(O)...」から当該PDFファイルを開くと、「PDFインポート設定」ダイアログが開く。
「選択ページ」を「15」に変更し、「OK」ボタンを押下する。当該ページがInkscape上に表示される。

こ こから必要な図をコピーする。グループ化されていて、必要なものだけをコピーできない場合もある。その場合は、[Ctrl]+[A]でページ全体を選択 し、[Shift]+[Ctrl]+[G]でグループ化を解除する。多重にグループ化されている場合もあるので、その場合は何度か[Shift]+ [Ctrl]+[G]でグループ化を解除する。 後の段階で、不要なものを削除できるので、この段階では大雑把にコピーできれば良い。Drug & dropで矩形範囲で選択し、[Ctrl]+[C]でコピーする。
[Ctrl]+[N]で新規図形を開き、[Ctrl]+[V]で貼り付ける。
不必要な要素を削除する。削除は、Drug & dropで矩形選択もしくはクリックで対象を選択し、[Del]を押下する。[Ctrl]+[A]で全要素を選択して、背景と同色の図形が残っていないかを確認するとよい。
Visio 2003では、改行を含むテキストを正常に処理できない場合がある。これに対処するには、当該テキストを選択し、「パス(P)」→「オブジェクトをパスへ(O)」もしくは[Shift]+[Ctrl]+[C]で、テキストを図形に変換しておく。
オ ブジェクトのサイズを調整する。まず、[Ctrl]+[A]で全要素を選択する。続いて、[Shift]+[Ctrl]+[M]もしくは「オブジェクト (O)」→「変形(M)...」で「変形」を表示し、「拡大縮小(S)」タブを選択する。単位のドロップダウンリストからを「in」(インチ)を選択し、 「幅(W)」に19、「高さ(H)」に3.5(2Uなので、1.75×2)を入力し、「適用(A)」ボタンを押下する。
ド キュメントのサイズを調整する[Shift]+[Ctrl]+[D]もしくは、「ファイル(F)」→「ドキュメントの設定(D)...」で「ドキュメント の設定」ダイアログを開く。「ページ」タブの「ページサイズをコンテンツに合わせて変更(Z)...」を選択し、「ページサイズを描画全体または選択オブ ジェクトに合わせる(R)」ボタンを押下する。
[Shift]+[Ctrl]+[S]もしくは、「ファイル (F)」→「名前をつけて保存(A)...」で「ファイルの保存先の選択」ダイアログを表示し、適切な名前で保存する。「ファイルの種類(T)」は、デ フォルトの「Inkscape SVG (*.svg)」でよい。MS-Word等から利用する場合は「Enchanced Metafile (*.emf)」を選択する。TeXから利用したい場合は、「EPS - Encapsulated Postscript (*.eps)」がよい。今回は、「Cisco UCS C24 M3 front.svg」という名前で保存した。
Inkscape上での作業は終了したので、Inkscapeを終了する。最初に開いたPDFファイルは、保存する必要は無い。

VISIO: PDFオンラインマニュアルからベクタ画像を抽出して使用する・その1・概要
VISIO: PDFオンラインマニュアルからベクタ画像を抽出して使用する・その2・オンラインマニュアルのダウンロード
VISIO: PDFオンラインマニュアルからベクタ画像を抽出して使用する・その3・ベクタ画像の抽出
VISIO: PDFオンラインマニュアルからベクタ画像を抽出して使用する・その4・ベクタ画像の利用

0 件のコメント: